基礎科 油画コース専門課題

こんにちは、基礎科です!

今回は油画コースの専門課題になります🖌🖌

※専門実技とは藝大入試の二次試験にあたる各科専門実技(油画科は静物油彩、日本画科は静物着彩、彫刻は粘土塑造、デザイン科と工芸科は平面構成や立体構成など)、基礎科では油画科は2週間で1課題行っています。

 

まずは、初めての専門課題になるので、道具の説明などから丁寧に行っていきます!

 

 

今回の課題は静物油彩です。牛骨を中心に、質の違うモチーフや、物が映り込む鏡などを配置し、しっかりと観察して描くモチーフとなっています。

 

 

今年度初めての専門課題となりますが、とても良い作品がたくさんでました。一個一個ご紹介していきます!

物と物の境目を丁寧に描いています。映り込みの色に柘榴の赤が引き立つように緑を使っているのが上手いですね。

 

フラッシュライトを当てたような明暗構成になっています。面白いアイデアですね。描き込みも良いと思います。

 

独特な世界観の作品ですね。鮮やかな色だけでなく鈍い色も使うことで豊かな画面になっていますね。

 

思い切った力強い構成ですね。物によって描き方を変えているのも良いと思います。

 

物と物の隙間をしっかり描くことで力強くなっています。魅力的な作品になっていますね。

 

部屋の隅に置かれた鏡に注目して描いています。所々入った鮮やかな色が画面を引き立てていますね。

 

作者がモチーフを見た時どこにどう興味を持ったのかが伝わってくるようです。赤い段ボールを青に変えるなど、色彩構成もしっかりしていますね。

 

色がとても魅力的で格好良い作品ですね。写り込んでいる口の生々しさが良いですね。

 

絵の具の厚みに差をつけた表現をしています。厚く重ねた所も薄く描いたところも魅力的ですね。

 

牛骨の顎の執拗な描き込みが良いですね。台の下の箱椅子の表現といい、質感への執着と集中力が生まれています。

 

モチーフを取り囲む環境の緊張感、ストローク表現に挑戦が出てきました。雰囲気のある作品ですね。

 

最初の専門課題ですが、面白い作品が数多くでました!

この調子で頑張っていきましょう!!

2022年5月23日(月)〔基礎科