油画科 2014

高橋 さゆり さん

高橋 さゆり さん

埼玉
県立 芸術総合高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 絵画科 油画専攻
多摩美術大学 絵画学科油画専攻

 2浪すれども使いこなせぬ道具。理解できないモチーフの捉え方。
散々苦しみ身を削り更に頭も丸め、「もう、どうすりゃいいんだ!!」とぶつけてみたら、「もう、好きにやろう!!」と投げっぱに見えて
的確かつ糞真面目すぎた私に欠如していた真理を返して来たのが先生で、すいどーばたでもあった。

 無意識下で自分を抑え込んでいた「良い絵」の壁。
別にいい、美術っぽいとかそういうのではなく、自分が本当に好きなことを追求して良いのだ。
そう気付かされたのは資料を見せている際、うっかり混ざってたプライベートな落書きを先生が見つけ、絶賛した日。
アレでも良いのか、と更に更に、魅力的な物を集め、見せ。
気付けば心底「描きたい」と思うような物が、どんな物なのか見えていた。

 それでも試験中、それが正しいのかわからなくなって、不安に襲われ士気を失いかけた。
油彩一日目。終了後折れかけの心ですいどーばたに戻った私を、そして置いて来た途中の絵を、先生は否定の一つもせず、
明日どうすれば良いか共に考えて下さった。
それが大きな後押しとなり、自分もあの絵を締めてたまるかと帰ってからも考え続け、深夜にエスキースを先生に送り意見を求め―――

2浪してから変えた道具。自分なりの世界の捉え方。
散々足掻いて身を粉にし、髪を切りに行く暇もなく、「好きに、描かせて頂いた!!」とぶつけてみたら、返って来たのは合格の2文字。
糞真面目すぎた私に、正しい道の探し方を教えて下さったのが、すいどーばたという場であった。
2年と少し、ありがとうございました。