油画科 2010

梅澤ヒラリオ愛良

梅澤ヒラリオ愛良

東京
都立飛鳥高校 卒

合格大学:
東京芸術大学 絵画科油画専攻

「自分らしく」
 現役の時の私は1次通過、2次落ちという結果に対して、悔しい気持ちはあったものの、「自分に足りなかったのは時間だ。1年もあれば絶対に上手になる!」そう思っていました。しかし、実際にはスムーズに事は進まず、「自分だけ前進できてないのではないか」と思っていた期間の方が長かったです。
行き詰まると私は違う素材を試していました。それでいい絵ができると続けるのですが、すぐに行き詰まってしまいました。そしてまた違う素材を試す。そうやって行ったり来たりしているうちに自分が何を描きたいのかわからなくなってしまいました。「上手く見せなきゃ」そんな事ばかり考えて自分が描きたい世界というのを全然考えていませんでした。結局入直まで素材の間で揺れていました。
二次試験に入る前、私はとても焦っていました。「このままじゃ落ちる」そんな事ばかり考えて上手に描こうとしていました。その日、先生に「受かろうとするな」と言われ、上手に描く 1年の浪人生活を経て、私は芸大に合格できました。この合格は本当に周りの助けがあっての合格だと思います。親、先生はもちろん、何よりも一緒にいて楽しいと思える友達がいたからこそ、辛いと思う日も予備校で頑張ろうと思えました。本当にありがとうございました。

山田 奈津季 さん

山田 奈津季 さん

埼玉
県立秩父高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科 油絵専攻

「1年間を通して」
 私は高2の夏、すいどーばたの講習会に初めて行き、浪人生の作品にすごく圧倒されました。
良く分からないことだらけで、自分はこのままでいいのだろうかと思い、高3の6月頃から地方の私でも通える日曜コースへ行くことへ決めました。日曜コースは週1回しかない分、できるだけ集中しその時間を大切に過ごし、絵がどうしたら良くなるかを考えるようになりました。また、少人数だったので先生と色々と話をし、自分の問題点等を整理することもできました。
受験が近くなるにつれて、なかなか自分の描きたいイメージがつかめない状態が続き、焦ってばかりでした。中途半端な絵を描き落ち込み、どうしたらいいか分からなくなった時もありました。
そんな時、先生に相談にのってもらったり、友達に励ましてもらったことが、本当に心強かったです。入試の前日まで迷ってしまったり、自信が持てませんでしたが、自分のやりたいことを精一杯やるしかないと開き直ることができ、試験では落ち着いて最後までやりきることができました。
この1年間は、絵のことを以前よりも考えるようになり、視野が広がり、色々と得たことが多い1年となりました。また講習会が終わった後どうしても緊張感が持続できなかった自分にとっては、日曜コースでモチベーションを保つことができ、本当に良かったです。 すいどーばたでは、良い先生や友など様々な人と出会い、すごく充実した時間を過ごすことができました。私は、他の人に比べたら経験も少なく、分からないことも多いですが、ここで得たことを大切にし、生活していきたいと思います。ありがとうございました。

安齋 由麻 さん

安齋 由麻 さん

福島
県立橘高校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科 油絵専攻

「自分を見つける」
 実家が福島の私には、普段東京まで通うことは困難な為、講習会や入試直前対策を受講しました。すいどーばたで過ごした時間は、普段から通っている人に比べれば短いものでしたが、私にとっては自分と向き合える大切な時間となりました。
高3の春になって、私は自分が何をしたいのかよくわからなくなりました。自分の絵には特徴がなくつまらない。何を描いてもうまくいかない。描きたいものが見つからない。絵を描きたいけど描きたくない。そんなことを繰り返し考えるうちに、私は完全に自分を見失ってしまいました。
キャンバスに向かう度に焦りを感じ、月日だけが流れて行きました。私は暗い気持ちのまま夏を迎え、周りの人に圧倒されながら描いた絵は、自分にはあまりよいものには思えませんでした。そんな時先生からアドバイスをもらい、少しずつ自分の絵に対する嫌悪感が消えて行きました。さらに、面談をしていくうちに、自分は絵を描くのが大好きなのだということを思い出しました。自分の目指す絵の雰囲気も明確になってきて、地元に帰ってからも、目標を持って制作に取り組むことができました。
2月になると、先生に質問される度に、自分の絵についてよく考えるようになりました。なぜそういう描き方をするのか、どこを1番見てほしいのか、何を表現したいのか。それらのことを意識するようになり、様々な課題に対応できるようになったと思います。そして、考えることも、描くことも楽しめるようになりました。
ここまで成長できたのも、先生方が親身になって相談に乗ってくださったおかげです。すいどーばたで過ごした時間の中で、私は自分を見つけることができました。この経験を忘れずに、描くことが好きだという気持ちを大切にして、描き続けたいと思います。

谷本 めい さん

谷本 めい さん

東京
私立女子美術大学附属高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 油画科
女子美術大学 洋画科

「絵を楽しむ事が大事」
 私がすいどーばた美術学院に入ったのは高3の春からだった。
美術の学校に通っていたので、初めて美術にふれるわけではなかったが、どばたに入ると自分の絵は下手くそだなぁって思った。周りのみんなを見ると自分の絵の薄っぺらさを感じた。
つらくなったり、頑張ろうと思っても簡単には上手くいかなかった。悩んで、ためして、分からなくての繰り返しだった。それでも、学校の課題だった100枚ドローイングを一生懸命にやった。それは、10種類の画材と10種類のモチーフを用いて描くものだった。そして、それをどばたの先生に見せた時に、私にむいてる画材を一つ指摘してくれた。
それは、油絵ではなかったけれど、これでやってみようと思えた。そんなきっかけをくれた。そして、やっていくうちに楽しくて手がとまらなくなった。 楽しむことで自分を表現できるようになった気がする。試験に受かろうとか、上手く描こうとか、綺麗に描こうとかではなく、純粋に楽しんで描けるようになった。 とにかく、楽しく試験に臨むことができた。
芸大での試験では、不安はあったけれど、楽しく描くことで集中できた。
どばたでの一年間は、私にとって貴重な経験で、私を支えてくれた先生達をはじめ、すいどーばた美術学院の全ての人達との出会いに心から感謝しています。

キム・ヨンソン さん

キム・ヨンソン さん

韓国
大成高等学校 卒

合格大学:
武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科 油絵専攻

 今まで水彩画やパステルなどを勉強してきながら、色々な経験がその1つだけではなく、いろいろな方面に生かされるのを感じました。それで自分の絵という1つの結果を出すため、色々な方法で絵を描きました。
絵の中で光が流れるのを表現したいと思いました。事物というのは光が届かないと見えません。つまり、光がとどく部分を明確に描写すると、残りの部分がどんな形かよく見えなくても、光が流れる雰囲気を表現できると、見る人は見えない部分を想像するから、それが想像力になって、全部を描くようにすることより、もっと豊富な絵になると思うので、それを表現してきました。
武蔵美の試験の時、出てきたパインアップルは初めて描いたものなので、どうやって描こうか考えている中、パインアップルの皮一つ一つに色々な色があるのを見て、前に描いたことがある、麦わら帽子を思いだしました。もう使った筆を洗うのも忘れて、そのまま他の色の絵具を付けて、筆をキャンバスに押して、麦藁帽子の小さいかたまりを表現するようにしたのに、偶然に二重の色が出ました。おかげでなかなか面白く描いた麦藁帽子とパインアップルの二重の色感や、ざらざらの質感が同じようだと感じたので、同じ方法を利用して描きました。
絵を描いた時をおもしろく楽しみましたから、その絵を見る人も一緒に楽しんだらいいという気持ちで描いてきました。