芸術学

向山 舞 さん(2017年 芸術学)

東京
都立新宿高校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科

私が芸大の芸学で学びたいと考えるようになったのは、高2の終わり頃からです。そして高3からどばたに通い始めました。
もともと他の予備校に通うつもりだったのですが、体験入学での先生の「ワクワクしてほしい」という言葉が心に響き、どばたに通うことに決めました。
 どばたの授業では学問の奥深さやおもしろさを知ることができ、本当にワクワクしました。画集の絵を楽しそうに説明する先生の姿が印象に残っています。
どばたは少人数で1人1人のサポートが行き届いており、先生方は優しく親身に相談に乗ってくださいます。このような環境で楽しく勉強できたことで、自分の能力をのびのびと高めることができたように思います。
 また、授業中には他の人の意見を聞く機会が多くあります。様々な考え方や感性にふれることができ、自分の考えに固執しがちな私の視野を広げてくれました。
 うまくいかず辛い時期もありましたが、どばたで過ごした1年は楽しく有意義なものでした。どばたの先生方、ともに勉強に励んだみなさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました!

澤村 花 さん(2016年 芸術学)

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千葉
県立東葛飾高校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科

「どばたの魅力」

 こんにちは。これからどばたに通うことを考えているみなさんに、どばたの魅力を、私のどばたでの生活を踏まえてお伝えしたいと思います。
私は高3の春からどばたに通い始めました。普通の予備校はもちろん、美大でも実技系に比べれば遅いほうです。
ですが、芸学ではまず基礎学力が大切になるので、それまでは学校の勉強に集中してよかったと思っています。
どばたには週1回、日曜日に通っていましたが、しっかり復習をすること、疑問を残さないことを心がけていました。
授業内容が濃いので、復習は大変でしたが、楽しく勉強することができました。
どばたの芸学は生徒数が少ない分、先生から細やかな指導をしていただけます。授業の質も高く、和気あいあいとしつつもたくさんの知識を吸収することができます。また、先生方全員が優しく、些細な質問や相談にも親身になって応えてくださいます。
私はとにかくどばたの雰囲気が好きで、先生方も大好きだったので、いつもどばたに行くのがとても楽しみでした。
穏やかで、勉強するにはぴったりの環境です。ぜひ、どばたに通うことをお勧めします!

廣谷 妃夏 さん(2014年 芸術学)

千葉
県立東葛飾高校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科
早稲田大学 文学部

私がどばたに入ったのは、高三の四月であった。実を言うと、受験への焦りから急いでどばたに飛び込んだものの、本当に自分は芸大芸術学科に行くべきなのか、行きたいのか、確信が持てずにいた。生物、地学、数学、文学、民俗学…等の他学問への興味。一度は芸術学を学ぼうと決心しながら、「芸術に対するありがちな偏見」に染まっている自分。こうしたものが私を悩ませた。

しかしどばたでの講義を通じて、芸術が社会と切り離しては存在し得ないこと、実際の世界を相手にしている以上、多くの学問がつながっていることに気が付いた。

それからは俄然やる気になった。様々な視点を論理的に与えてくれた世界史、的確な文法説明に加え、芸術の面白さを伝えてくれた英語の授業は、一回一回が興味深いものであった。それ故に理解できないこともあり、ついていくのがやっとであったが、先生方はそんな私の拙い質問にも丁寧に、分かるまで答えて下さった。

直前講習の頃には、試験への不安感は持ちながらも、解答用紙を自らの言葉で埋める楽しさを感じるほどに自信が付いているのが分かった。
本番では普段教室で取り組むのと同様にペンが動き、終わったあとは、この場でやれることはやった、やり切ったという思いで満たされた。
未だ合格は信じられない思いだが、ここまでたどり着いたのも、親身になって下さった尊敬すべき先生方や、ずっと私を支えてくれた両親、友人のおかげである。ありがとうみんな、ありがとうすいどーばた。重ねて厚く感謝申し上げます。

河野 真由子 さん(2014年 芸術学・通信)

群馬
私立高崎商科大学附属高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科

「4年という年月」

自分の受験番号が掲示板にあって、桜色の合格袋を手にすることをどれほど待ち望んだことだろうか。経験してきた受験生活を振り返ると、激動の4年間であったと思う。

高校の世界史の教科書に掲載されていた作品に惚れ、制作とは異なる観点から作品を捉える芸術学という分野に興味を持ち、次第に藝大を意識するようになった。
そこから私の長い長い受験生活が始まったのである。手も足も出なかった現役時代、2次落ちを経験した1浪。諦めきれず地元の大学に通いながら仮面浪人することに決めたが、結局不合格だった3度目の受験。そして「最後」と位置づけた4度目の受験で初めてすいどーばたにお世話になり、無事合格することができた。

通信教育という形で、直接授業に参加できない不安もあったが、毎月郵送される課題のきめ細かい添削と質問レターのやり取りによってその不安は解消されたし、「何が書けていて何が足りないか」ということが添削によって明確になったため、スムーズに勉強を進めることができた。

センター試験で出鼻を挫かれ自信を無くしつつあった時も親身になって相談に乗って下さったことや、直前講習での面談形式の解説で、講師との距離の近さを感じた。大学の期末試験の関係で他の受験生よりも遅く講習に参加することとなったが、こうして合格できたのは講師の冷静かつ情熱的なご指導があったからである。

人よりも多くの時間がかかってしまったが、ようやくスタート地点に立つことができた。すいどーばたで学んだことを活かしつつ、今後も勉学に励んでいきたい。

田島 眞鴻 さん(2013年 芸術学)

東京
都立片倉高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科

「どばたでの受験生活」

美術系の高校に通っていた私は、実技をやるうちに次第に芸術学に興味を持つようになり、高3の半ばから芸大の芸術学科を志し始めた。
しかし経済的余裕がなかったため、浪人をしてアルバイトで学費を稼ぎながら芸大を目指すことを決めた。

どばたには高校卒業後4月から通い始めた。芸大同様の記述式の課題が出され最初は戸惑ったが、先生方の細やかな添削と解説授業によって徐々に課題に慣れていった。また平日の自宅学習についても先生方に相談に乗っていただいた。
2次のデッサン対策では高校で身に着けた基礎力をもとに3時間という試験時間の中で完成度をあげる技術を教わった。

勉強不足のため、1年めの受験では1次落ちし、2浪する事となったが、先生方は変わらず親身に対応をして下さり、2浪めで芸大に合格する事ができた。2年間に及ぶ受験生活を乗り越えられたのは、どばたの先生方の厳しくも温かい指導のお陰である。

辻角 香与 さん(2012年 芸術学)

埼玉
県立所沢高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科

「どばたならではこそ」

私が芸大芸術学科の存在を知ったのは高二の時でした。しかしその時はまだ、美術は好きだけど芸大に行くまでのものか、先ず芸術学とは何なのだろう、と多くの迷いや悩みがありました。そこですいどーばたに相談しに行くと、まだ受講もしたことの無かった私でも先生は親切に対応して下さって、芸術学科の詳細や受験について細かく説明していただけました。そのスタンスは受講生になってからも当然変わらず、勉強についてはもちろん、芸大の裏話などもたくさん話して下さり、大学生活が楽しみになってくるとともに、モチベーションを保つのに非常に良かったです。先生方が芸大出身で楽しい話をして下さるところが、すいどーばた芸術学科の良いところの一つだと思います。

本格的に通い始めたのは高三の夏からで、スタートダッシュは遅い方だと自覚しており少し慌てたりもしました。しかし先生方は今までの課題の解説のプリントや独自の単語帳などをたくさん下さり、要点を無駄なく知ることができました。気になるところがあり質問をすれば、先生方は細かく説明してくれ、知識を深めることができました。そして特に勉強になったのは小論文でした。最初のころは当然全く何も分からず、気落ちしたりもしました。しかし先生方は芸大独特の小論文の書き方や作品の見方、美学的な考えを一から教えて下さるのに加え文章の添削などもして下さり、不慣れだった小論文に戸惑いも消え楽しくなっても来ました。また面接もたくさんして、自分では気づけなかった見方・考え方を教えて下さり、芸術への視野が広がったのとともに芸術の奥深さの一端を感じられた気がしました。そして時々して下さる美術史の概説も、まるで大学の講義のようでとても興味深く、普段の勉強とも一線を画した気がしてとても楽しかったと覚えています。

どばたの先生方は頼りになる先生であるとともに、親身になって下さる先輩でもあります。その程良い緊張感と親しみやすさが、私にとって大変だけども思いの外楽しかった受験生活の糧になったと思います。最後になりますが、私を支えてくれた家族や激励し合った友達、そして合格まで導いて下さった先生方に心よりお礼申し上げます。

矢野 千代 さん(2012年 芸術学)

東京
都立戸山高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科

念願の東京芸大に合格し、今こうして合格体験記が書けることをとても嬉しく思います。勉強をはじめた春には、過去問を見て自分にこんな問題が解けるようになるとはとても信じられませんでした。しかし、それをどばたは可能にしてくれたのです。

私はすでに大学を卒業し、社会人として働いていましたが、近所に引っ越したことをきっかけにどばたを知り、そこから芸大芸術学科の存在を知りました。いろいろと迷いもありましたが、ついに人生で二回目の大学受験を決意しました。
二回目とは言え、記述式の試験は初めてですし、昔勉強した日本史も忘れ去っていたので、スタートはゼロに等しいものでした。仕事を続けていたためにあまり勉強時間もなく、常に焦りがあったように思います。それでもどばたに通うと、いつも一人で取り組んでいるのではないという大きな安心感がありました。添削指導はとても丁寧で、答案用紙上でのやり取りだけではなく、先生と向き合いながらじっくりと解説をしてもらいました。弱点や誤りを直視し、正していくのはなかなかしんどい作業でしたが、自分のできていない点に向き合っていくことで、少しずつでも進歩していったと思います。これまで文系の受験は一人コツコツやるのみと思っていたのですが、どばたに通ってその考えが変わりました。

いよいよ冬を迎え、センター試験の峠を越すと、知識もだんだんと増えて解答に手ごたえが感じられるようになっていきました。直前講習では、前のめりになったポーズで体が固まってしまうのではないかというほど毎日本当によく書きました。この短期間のうちにようやく解答は完成していき、最後にはディスクリプションを楽しんでこなしていたことをよく憶えています。そして迎えた入試当日は、普段の延長のような気持ちで取り組むことができたどころか、どばたでの出題に比べてやや易しく感じたほどでした。

大学に通うようになった今、どばたで学んだ期間が、大学で学ぶにあたっての良い導入となったと感じています。どばたでの一年間弱は私にとって思い出深く、そして学ぶための基礎を授けてもらった大事な期間でした。

加藤 慶一 さん(2011年 芸術学)

東京・足立学園高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科
武蔵野美術大学 芸術文化学科
早稲田大学 文化構想学科
成城大学 文芸学部芸術学科

「すいどーばたで学んだこと」

僕が東京芸術大学の芸術学部を志望した理由は、当初、本当にぼんやりしたものであった。「国立大学であるにもかかわらず、数学を勉強しなくても良いから」その程度のものであったと思う。しかし、芸術学という1学問の奥深さやおもしろさに徐々に魅かれていくうちに、芸大を本当に行きたい大学として意識するようになった。その背景には知的好奇心を刺激する、すいどーばたの講習があった。
僕がどばたを知ったのは、高校2年生の春先だった。高校2年生ということで、まずは夏季講習会の夜間小論文講座を受講した。しかし、受験を知識の集積としか思っていなかった私にとって、工夫を凝らした演習問題の数々は手も足も出ないものばかりだった。知っていることでとにかく行数を埋めようと必死になっていた自分がなつかしい。そんな、おおよそ文章とは呼べない代物にどばたの先生方は詳しい添削で応えて下さり、次なる改善点を事細かに指導して下さった。
3年生になり、どばたに通うようになってからも、その熱心な指導は変わらず、徐々にだが、自分の文章に自信が持てるようになった。どばた生になると、先生方のナマの解説が聴けるようになった。小論文にとどまらず、英語や歴史でも、対象や出来事を第3者の立場で、多角的な視点から見つめることが重視された。そのため、図版をスライド上映する美術史や、美学の講義がしばしば実施され、それぞれの教科の枠にとらわれない柔軟な思考が養成されたと思う。
『芸術とは何か?』この問いは偉大なる美術史家が死の間際にやっと悟れる程の難しい問題だ」と、ある先生が言っていた。その言葉通り、勉強すればするだけ疑問が生まれる芸術学は、いつしか大学で本当に学びたい分野となっていたのである。その夢を全力でサポートして下さったどばたの先生方の講習は貴重な体験だった。

松井 理穂 さん(2010年 芸術学)

神奈川
私立フェリス女学院高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 芸術学科
多摩美術大学 芸術学科
早稲田大学 文学部
明治学院大学 文学部芸術学科

「正直なところ」

この道を選んだ高校2年の春、私に迷いはなかった。
苦しい受験期に大好きな美術の勉強ができるなんて。そして雲の上の存在のような芸大に行けるかもしれないなんて。体験学習からの帰り道、私の心はとびはねていた。そして鼻高々だった。
思えば私は常にこうだ。どんな道にも勘違いで飛び込む。そして自ら決めたその道で、迷い揺らぐ。そのまま大抵のことは諦めてしまう。
どばたでは、夏季講習中小論文に不調が表れた。私の文章は早急な正解を求めるカタさに陥ってしまったのだ。おそらくそれまで挑んできた文章課題には優等生的な正解があった。しかし芸大の小論文課題にはそれがない。私は自分自身の答えを探す苦しさに泣いた。始めて真正面から自分と向き合った。
私の美術に対する情熱が嘘なら道はここでとぎれる。しかし、良くない評価が続くのは純粋に悔しかった。へらへら生きている私が貪欲であることは珍しい。自分で自分に驚きながら、私はとにかく正直に文章をつづっていった。いつになく自分に正直だった。
直前期、突飛なことを無理に書こうとするおかしな意志は消えた。思うままを素直に書けるようになった。この体験記も同じだ。何か面白いことを書いてやろうと心のどこかで意気込んだが、気付けばシンプルな真向勝負をつづっている。紆余曲折しながらも私は前に進んできた。そして合格を頂いた時には、不完全なその模索のチャンスを広げてもらった気がした。これからも私は自分に正直に進んでいくだろう。どばたで選んだこの道は間違っていなかった。
最後に、いつも適切なアドバイスを下さったどばたの先生方、愉快などばたの友人達、陰ながら見守ってくれた家族。そして私の誇りである高校の親友達。いつも皆さんの大きな愛に支えられました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

日比野 杏香 さん(2010年 芸術学)

東京
女子学院高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科
早稲田大学 文学部
早稲田大学 文化構想学部
上智大学 文学部史学科
立教大学 文学部史学科

「芸大合格という"奇跡"」

合格発表が終わった今でも、芸大に合格できたことは奇跡であると度々感じています。
私がどばたに通った期間は半年間という短いものでしたが、この奇跡はどばたなくしては有り得なかったと思います。
9月からどばたに通学するようになった私は芸大の過去問を見て、試験日までにこんな難しい問題ができるようになるのかという不安を抱いていました。とくに小論文は何を書くべきなのかさえもわからず、答案として求められているものを的確に表現することなど夢のまた夢でした。英語や世界史はセンター試験前までにある程度の展望は見えたものの、小論文はこなした数が少なかったこともあって早くに対策を始めていた友人達との差に悩んでいました。
しかし、こうした不安や悩みは直前講習によって解消されました。私立大学の入試も終わり、芸大の対策だけに集中できるようになった時期に行われた講習は本当に実りの多いものでした。この講習を通して手応えのあった英語や世界史の解答をより良いものにし、小論文の実力を飛躍的に伸ばすことができたので、本番でどんな問題が出ても対応できるはずだという安心感を持つことができました。
そして何よりも私の合格を後押ししてくれたのは、どばたの先生方です。先生方の添削や面接等の指導は非常に丁寧なもので、これによって自分の解答に欠けているものを知り、合格に届く解答を作成できるようになりました。また、講義を通じて芸術に対する姿勢や心構えまでも伝授してくださることも、どばたの先生方の魅力です。
どばたは、できることなら1年間通いたかったと思ってしまうくらい楽しい予備校でした。どばた、そして素敵な先生方との出会いは、芸大合格という奇跡をおこしてくれたと思っています。
最後になりますが、私を合格に導いてくださった先生方や事務の方々に心よりお礼を申し上げます。

忠 あゆみ さん(2009年 芸術学)

埼玉
県立浦和第一女子高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科
筑波大学 芸術専門学群

「どばたで気づいたこと」

芸術に関わりたいという一心から東京藝大を志し、どばたの門を叩いてからもう1年になる。藝大の対策にどう手をつけてよいかわからなかった私は、合格実績の高さという単純な理由でこの予備校を選んだ。しかし、この1年、どばたのおかげで合格という結果だけでなく、より深い気づきを得ることが出来た。
どばたで行われる授業は、藝大の入試形式にそったハイレベルなものであった。はじめの授業では、真っ白な部屋で解答用紙をひたすら埋める生徒たちの姿に圧倒され、「ついていけるのか?」と不安になった。しかし、数をこなしていくごとに、その不安は消えた。どうにか埋めた解答用紙に先生方は細やかで適切な添削・講評をしてくださり、自分の弱点がじわじわと改善されるのを感じた。4月から入試形式の問題をこなしていることが自信にもつながった。また、芸大芸術学科出身の先生方は一般的な受験予備校の講師とは違い個性的でアットホームな雰囲気だった。解説の時間には受験科目の枠にとらわれない芸術学の講義が聞けて、知的好奇心を揺さぶられた。
入試直前講座では怒涛の出題と「腕が折れるまで書け」といった先生たちの言葉が印象的だった。受験モードが加速し、1年間蓄えた単語や年号といった個々の知識が有機的に結びついた。私は解答用紙を埋める楽しさに目覚め、入試本番では解答用紙に圧倒されることなく、のびのびとことばを操る事が出来た。いったんインプットした情報をアウトプットするのには、エネルギーと創造力とをフル稼働させなければならず、真っ白な解答用紙もキャンバスと同じように自らの想像力で色づかせるものなのだ。このことを、1年間のどばたでの日々で気づかされた。

田代 裕一朗 さん(2008年 芸術学)

私立ラ
サール高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部芸術学科
多摩美術大学 芸術学科
武蔵野美術大学 芸術文化学科

「文章を「描く」ということ」

どばたの門を叩くまで僕は鹿児島という地方都市で受験勉強 に取り組んでいました。芸大入試に関する情報がなかなか手に 入らない状況で、やみくもに美術書を読み漁り、それだけで自己満足していました。しかしその自信は、初回の講義で脆くも崩れ去りました。そこで痛感したのは文章力の欠如です。返却された答案を見てみると、そこには英語の全文和訳や歴史の大論述を相手に小手先のテクニックで悪戦苦闘している自分の姿がありました。
ある先生が『小論文は言葉のデッサン』とおっしゃっていましたが、芸大入試はどの科目においても単なる知識の蓄積だけではなく、ある種の表現力を要求しているように感じます。その表現力とは文章を漫然と「書く」のではなく、 絵画のように巧く「描く」力だと言えるでしょう。この受験を通じて自らの考えを他者に「伝える」ことを曲がりなりに学ぶことが出来たと思いますが、言葉というツールだけで美術作品をありありと説明し、感動を伝えることは非常に難しいことだと思います。
今年度の芸大入試において、小論文では日本史選択者なら必ず図版で目にしたことがある彫像に関する問題が出題されましたが、ポピュラーで見慣れた題材であっても造形上の特徴を言葉に変換していく作業には四苦八苦しました。しかし、そのような状況下でも冷静に試験問題と向き合えたのは、どばたで演習を重ねることが出来たからでしょう。どばたに通う最大のメリットは経験豊富な先生方に直接答案を添削してい ただけるという点にあると思います。我流で文章を書いていると、自分が書く文章の問題点をきちんと認識することが出来ないまま、文章はいつしか独りよがりなものになってしまいます。やはり良い文章を「描く」ためには、優れた先生による客観評価が必要です。
どばたに通い、素晴らしい先生方と出会うことが出来たおかげで、芸大合格を手にすることが出来たと言っても過言ではないと思います。