合格祈願!

 

こんにちは。彫刻科の西嶋です。

先日のことですが、みなさんがセンター試験の直前で必死なころ、私は登山をしてきました。雪山です。天気も良く最高でしたよ~。
山頂ではすいどーばたの皆さんの合格祈願をしてきました!
私の他には誰もいなかったので大声で叫んできました。
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登山に興味のない人にとっては、わざわざ体力使って危険なところに行くなんて。。。といったところでしょうが、ちょっと聞いてください。

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登山は一歩間違うと命を落とします。危険ですね。特に冬山は。
でも景色は奇麗だし、空気もキレイ。登ったときの達成感も最高です。
しかし、そのために命を掛けていては命がいくつあっても足りないので、リスクをなくすことを考えます。
地図の読み方や天気の仕組みなどの知識を得たり、コースの状況や天気予報などの情報を得たり、高山病になったり栄養不足でバテたりしないように体調管理や体力作りをして健康管理をしたり、歩き方や道具の使い方を研究し技術を磨いたり、自分の登る山や季節に合わせて装備をそろえたり、手軽な山で経験を積んだり、無理のない計画を立てたり、万が一に備えて保険に入ったり、経験豊かな人に相談したりということをします。
リスクをなくすためにこうやって準備します。
それでも道に迷ったり、怪我をしたり、急に天気が悪くなったりすることもあります。
そんなときの対処も考えます。頑張って稜線まで登って助けを求めるのか、携帯電話は繋がるのか、簡易テントを張って回復を待つのか、自力で下山出来るのか。

山では、状況がどんどん変わります。季節、時間、天候、高度、体力、コースなどの条件は同じになることがないです。
状況に合わせてどの選択をし、どう判断するのか。自分の準備して来たことと状況を照らし合わせて総合的に客観的に、最良の選択が出来るかどうか。
(まぁ、もっとシンプルで野性味あふれる人もいますけどね。。。そういう人は尋常じゃない体力や知力など天性のものを持っています)

こうして準備を整えて一定の緊張感のもと自信を持って行動出来ると、ちょっと背伸びをして冒険が出来ます。
そうすると登山は本当に楽しめます。景色や空気や達成感の感じ方もより大きなものとなります。
森林限界の2500mを超えると、視界が開けて一気に景色が変わります。そこまで来ると疲れもなにも吹き飛びますよ。
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察しが良い方はもうお解りだと思いますが、登山を受験に置き換えるとだいたい同じことが言えるのです。

受験という山は一つのようでいて、みな違います。
大学が山ではなく、受験そのものが山。
自分の設定した山をしっかり登り切って、無事に下山してきてください。
それは、他人との戦いではなく、自分と向き合うことで得られます。
のびのびと自分の力を出し切りましょう。
そうすればきっと合格という答えとなって返って来るでしょう。
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センター試験も終わり、いよいよ入試本番に突入して行きます。
みなさん、じっくり制作に取り組みましょう。
私たちも全力かつ、さりげなくバックアップいたします。

がんばっていきましょ!

2014年1月22日(水)〔学院から , 彫刻科